こんにちは。アイデアラボ運営チームです。
今回のコラムでは「第2回アイデアラボ」受賞作品から生まれた試作品について紹介をしていきます。
今回は番外編ということで、投稿アイデアを既存の製品から作成してみました。

投稿ネーム:新米さん
アイデア製品名:遮光実験ボックス(仮)


外からの光が入ってこない箱の中で、検体(マウスなど)を観察したいというアイデア。
箱には両サイドから腕を入れて操作もできる仕様にしたいとのことでした。
まず、適度な大きさのボックスとして
何を使えばいいかというところから検証をはじめました。
そこで、サンプラテックの強みであるアクリル樹脂を使った機器設備を扱うブランド
LC4Pの製品「グローブボックス」が案に上がりました。
「グローブボックス」とは、外部の空気や水分を遮断した状態で作業ができる密閉作業装置です。
殺菌灯付グローブボックスコンパクト | 株式会社サンプラテック PLA.com【通販サイト】
この「グローブボックス」本体の外側全面に、光を97%カットする遮光フィルムを貼ります。

遮光フィルムを貼り付けている様子
側面の穴には専用のグローブをはめることで、
外からの光を全面的に遮断できるようになりました。
フロント部分を解錠すれば扉から中に検体をいれることも可能です。

前面はオープンになります
中の様子をきちんと観察したい場合は上部のプレートをスライドさせます。

スライドするプレート
もちろん、側面のグローブから手を入れて
中に入っている試薬や検体の操作も可能となっています。

サイドから手が入る仕様
ちなみに、上下についているポートに精製装置をつなぐことで、
ガスを注入したり湿度などをコントロールすることも可能です。
実際の検証をすることで、グローブボックスコンパクトの活用例としての
販売も検討していきたいと思います!

完成した試作品
次回も試作品のご紹介をしていきますので、お楽しみに。
Platine アイデアラボ運営チーム





